日本でも広くプレーされている「ナインボール」。ナインボールにもいろいろな種類がありますが、ここではシンプルなUSナインボールについて解説します。
勝ち負けの決め方
ゲーム中のショットはテーブル上の一番小さな番号の的球に当てなければならない。この制限の中で先に9番をポケットした人が勝利。
ゲームの流れ
- バンキングやくじ引きなどで打順を決めます。
- ラックやラックシートを使用して1番から9番の的球をセットします。頂点に1番、中央に9番、1番と反対側(下)の頂点に2番が来るようにひし形に配置します(1と2と9以外は自由)。
*競技会のルールにより2番の位置に指定がないこともあります。
ラックを組む時はすべての球が密着していることが求められますが、ルール上は「1番とその下の2つ」が密着していればOKとされています。 - ブレイクショットは必ず1番にヒットしなくてはなりません。ブレイク時に一つでも的球がポケットに入ればそのままプレーを継続します。
- テーブル上の一番小さい数字の的球に最初に手球が当たらなくてはなりません。手球が最初に一番小さい番号の的球に当たればどの球がポケットされてもプレーが継続できます。
- 一つもポケットできない(ミス)の時は打順を交代します。手球の位置はそのままです。
ファールがあった場合は打順を交代しますが、次のプレーヤーは好きな位置に手球を置いてショットできます(手球フリー)。
自分の順番において3回連続でファールした場合は自動的に負けになります。 - 9番をポケットした人が勝ちとなります。
例えば、台の上の一番小さな数字の的球が3番である場合、手球が3番に当たったあとのボールの動きで9番をポケットしたらその時点で勝ちとなります。
ラックのセット
ゲームのポイント
USナインボールでは「コンビネーションで9番をポケットする」ような狙い方も可能です。ただ、コンビネーションを狙って無理に9番をポケットさせようとするとミスする確率も上がります。番号順に確実にポケットさせて最後に9番を取るスマートな勝ち方ができるように練習しましょう。
また、ラックのセットが甘いとブレイクショットで9番をポケットされることもあります(ブレイクエース)。自分がラックを組むときには「ボールをできるだけ密着させる」ことが重要です。