基本的な考え方を理解しましょう!
ポケットビリヤードの勝敗を決めると言われるラスト3ボール。残っている的球を1球ずつ確実にポケットしていくことが重要です。
ただやみくもに7番、8番、9番をそれぞれ狙っていく、というのではなく、次に狙う的球を意識して手球を進めるテクニックが必要になります。
まずは手球フリーの状態から的玉をポケットし、思った位置に手球を持ってくるところから始めましょう。
的球がクッションに接触しているとき
手球を目標地点に出す方法
8番、9番が残っている状態では「8番をポケットする際に手球を9番が狙いやすい位置に出すこと」が大原則です。
的球に対して真正面から手球が当たる場合(厚い状態)、手球は前か後ろにしか動きません。
的球に当たった後、的球に対して右方向(プレーヤーから見て)に手球を動かしたいときは手球を的球より左にセットして的球の右半分を狙います。左方向に動かしたいときは手球を的球よりも右にセットして的球の左半分を狙います。
的球の中心と手球との接触点を結んだ直線上に的球は進みます(ビリヤードの基礎知識・10.ボールはどっちに動くの?もチェックしましょう)。
この際、的球の中心と手球との接触点を結んだ直線に対して90度の方向に手球は動きます(手球の中心を撞いた場合)。
このことを考慮して、8番をポケットする際に手球を9番が狙いやすい位置に出せるようにする練習をしましょう。
手球の位置をコントロール
的球をポケットしたあと、次の的球を狙いやすい位置に手球を動かすことが重要です。
次章では「ラスト2ボール 取り方の基本」として、8番・9番が残っている状態での取り方と手球の動かし方を解説します。