手球の撞く位置（タップと手球が接触する位置）により「フォローショット」や「ドローショット」と呼ばれるものがあります。

ここでは手球の撞く場所により手球と的球がどのように動くのかを理解しましょう。

フォローショット（押し）

手球の中心より上側を撞く動作をフォローショットと言います。このときの手球の動きのことを「押し」といいますが、フォローショットのことを押しと言う場面もあります。
手球の進む直線上に的球がある場合、的球に接触した後の手球は的球と同じ方向に進みます。
また、角度を持った状態で接触した場合の手玉は直角分離せず、的球の進む方向に寄って進みます。

まずは通常のショットよりタップ1個分程度上方に撞く位置をずらしてどのようなアクションをするか確認してみましょう。
あまり上の方を撞こうと意識しすぎると「スカッ！」と手球の上部をこすってしまうので注意しましょう。

ドローショット（引き）

今度は手球の中心より下側を撞く動作です。この撞き方をドローショットと言います。こちらも同じように手球の動きを「引き」といいますが、ショットのことを引きと言うこともあります。
手球の進む直線上に的球がある場合、的球に跳ね返されるかのように手球がプレーヤーの方に戻るような動きをします。
そして、角度を持った状態で接触した場合は直角分離せず、的球から離れる方向に手球が進みます。

ドローショットの際もタップ1個分程度中心よりも下側を撞いて、どのような動きになるか確認しましょう。
手球の下の方を撞こうとして台の表面のラシャを傷つけないように気をつけて練習しましょう。