６．キューを握る・振り出す「グリップ」

キューのバット部を持ち動かす側の手ではグリップが重要になります。
パワフルなショット、繊細なショット。どちらも正しいグリップができてこその話。
ここでは基本的なグリップを解説していきます。

基本的なグリップ方法

1. 親指以外の指を揃えた状態で真っ直ぐに伸ばします。親指も伸ばします。
2. 人差し指と親指の間にキューのバット部（のグリップする位置）を隙間ができないようにあてます。
   隙間ができてしまうと手の中でキューがふらついてしまいます。
3. この状態から「中指」だけをキューに巻き付けて保持します。
4. 残りの指はキューにそえるような感じで力を入れずにそっと握ります。
5. 力を入れずに腕と手の甲が真っ直ぐになるようにして構えます。

キューをグリップする位置

ショットした瞬間にグリップした腕がまっすぐ床を向いているのが理想的なグリップ位置とされています。
慣れるまでは以下の方法で手球を撞く瞬間にグリップした腕が真下を向くような位置を探しましょう。

1. 手玉に触れないギリギリの位置にタップを合わせ、タップから15～20センチ程度の位置でブリッジを組みます。
2. ブリッジを作ったまま腕を自然に伸ばしキューと顎までの距離がボール2個分程度になるまで身体を低くしてスタンスを取ります。
3. グリップする側の肘を高く上げて力を抜いて腕を垂らし下げていきます。
4. 手がバット部に触れたらその位置をグリップします。

練習するうちに自然と自分にあったグリップ位置や構え方ができるようになります。

ボールを撞くときのポイント

実際にボールを撞くときには以下の点に注意して行いましょう。

1. 強いショットを打つときにも強く握らない。
2. 手首を内側や外側に曲げず、肘を中心にした振り子の動きでキューを振り出します。
3. ショットの瞬間に腕が床に対して垂直となる構え方が理想的です。